食品保蔵科学会@オホーツクに参加しました。

2025年6月に開催された食品保蔵科学会において、本研究室の学生2名がそれぞれの研究成果を口頭発表しました。

由迫さん(修士課程1年)は、「異なる出力におけるマイクロ波乾燥が食用フタホシコオロギの香気特性プロファイルに及ぼす影響」という題目で発表を行いました。近年注目されている昆虫食の加工品質向上を目指し、マイクロ波乾燥条件による香気成分の変化について検討した内容で、多くの参加者から関心を集めていました。

また、古河さん(修士課程1年)は、「冷凍野菜の製剤浸透度評価におけるラマン分光分析の適用」という研究テーマで発表しました。本研究では、非破壊での製剤浸透度評価を目的としてラマン分光法を用いた解析手法の有用性を示しており、今後の品質評価技術の発展に資する成果が期待されます。

本学会参加を通じて、両名とも他研究者との活発な議論やフィードバックを得ることができ、大変有意義な経験となりました。今後の研究活動にもこの経験を活かしていくことが期待されます。